音楽に癒やされる

2018年6月2日

健康 骨折

t f B! P L


2018年5月22日(火)。やはり夜はうまく寝られません。隣のお爺さんが深夜に「ここはどこだ?!」と慌て、看護師さんが病院ですよと説明すると、今度は「夜に見回りをするなんて聞いていない!」と急に怒り出しました。夜勤で大変な看護師さんになんて失礼なクレーマーだろうと思いましたが、きっとこのお爺さんも不安で寂しいのでしょう。

みんな病気のほかに心にも傷を負っているようです。両足を切断し、今度は手まで切断するというお爺さんも精神が不安定で、お医者さんと喧嘩していました。発作が起きると、言葉が途切れ途切れになります。本当にこの世は苦です。自分は夢の中で何度も転倒するシーンに出くわし、左足がピクッと動いて激痛というパターンに苦しめられました。

朝食の際、喉のつっかえ感が軽減されてきたと感じました。時間が経つと治るようです。朝の回診で先生方が大勢やって来たのでびびりましたが、「問題ない」ということで釈放されました。と思ったら、再び回診で先生が来て創外固定器のボルトを締めつけました。相変わらず、S先生が後輩のF先生に指導しています。私は実験台になったような気持ちですが、これも医療の進歩のためです。

F先生がボルトを締めるレンチを置いていきました。毎回持ってくるのが面倒なので、置かせてくれというわけです。こういうのを「デリカシーがない」って言うんだろうな、と考えたりしました。たぶん、整形外科の先生たちは壮絶なシーンをたくさん見すぎていて、細かいことは気にならなくなっているのでしょう。私も気にしないことにしました。


(ボルトを締めるレンチ)


(足はこんな感じ)


手術が済んで落ち着いてきたので、ブログでも書いてみようかと思いましたが、治療に専念すべきだし、痛みを感じると気分が滅入るので、少し先にしたほうがいいなと思いました(それで今ごろ書いているというわけです)。ベッドの上でひたすら会社の業務をこなしました。カミさんが新たなパンツ(自作品)を持ってきてくれました。左足の部分が切り開いてあって、足を通さなくても着られるという便利なパンツです。これにはずいぶん助けられました。

夜寝る時、周りの音を聞きたくなかったので音楽を聞きました。すると、アーティストの歌声や楽器の音色がものすごく美しく感じました。そういえば、入院してから看護師さんたちの声も大変美しく聞こえました。痛い目にあうと、脳の感じ方が変わってしまうのでしょうか。この日は音楽にすっかり癒やされました。


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