2018年5月20日(日)。かかとの骨を貫通した金属棒が、スネの骨に固定された金属棒と連結されています。これが創外固定というものなのですね。気味が悪いです。あまり動くと、かかとの辺りから血がしみ出すようなので、なるべく動かないようにしました。
(足に丸印が付いています。これは手術する足を示しているそうです)
入院して初めて朝食を食べました。飲み込むときに喉が詰まっているような違和感があります。おそらく全身麻酔で管を入れた影響なのでしょう。iPhoneで会社の上司たちにケガの経緯や手術の結果などをメールで伝えました。
主治医の先生がやってきて、足の金具のボルトをレンチで締めていきました。ボルトとレンチが接触すると、金属棒を通じて骨に不気味な振動が伝わってきました。主治医の先生は二人いて、一人はベテランの男性医師(S先生)、もう一人は新人の女性医師(F先生)です。S先生がF先生にボルトの締め方を指導していました。F先生は恐る恐るボルトを締めていました。
次に尿道の管を抜きました。これは痛かったです。しばらくして尿瓶に用を足しました。尿道がしみるように痛みました。おまけに尿の最後の方に空気みたいなものがプチュプチュっと出ました。もう痛いやら気持ち悪いやらで、すっかり参ってしまいました。その後、田塚の両親や兄夫婦、カミさんがお見舞いに来てくれました。
左足がだんだん痺れて痛くなり、痛み止めの座薬を打ってもらいました。しかし座薬がなかなか効きません。看護師さんに聞いてみると、30分くらいしないと効果が出ないのだそうです。実際、30分くらいしたら効いてきました。寝ながら、何とか左足が痛くない位置を探しましたが、よく分かりませんでした。足を台の上に乗せているのですが、かかとに入った金属棒が台の上を滑って行くので足が伸びきってしまい、膝が痛くなりました。
夕食。食べることだけが楽しみです。同室の患者さん(お爺さん)の話し声が聞こえてきました。両足を切断し、次は手を切断するという話でした。私などは比べものにならないほど、つらい思いをしている人がたくさんいるようです。この世はほんとうに苦で満ちていると感じました。
0 件のコメント:
コメントを投稿