先生からの説明

2018年6月3日

健康 骨折

t f B! P L


2018年5月23日(水)。今日は恋文の日なのだそうです。隣のお爺さんがテレビのニュースを流しているので、情報が分かって助かります。私のところにもテレビはありますが、1000円のカードが必要なのでまったく使っていません。朝食、回診、トイレ大。昼前にカミさんが来てくれて強化版パンツ(左足の切り開いた部分をより強固に固定できるタイプ)に履き替えました。

ベテランの男性医師、S先生がケガや手術について説明してくれました。昨日撮影したCT画像を見せてもらいました。こんなにハッキリと見えるのですね。水色の部分が創外固定器です。かかとの骨を貫通した金属棒と、スネの骨に固定した金属棒を体外で連結させています。




横から見ると、こんな感じ。




骨だけを表示することもできるようです。スネの外側にある腓骨が折れているのが分かります。




横から見るとこんな感じです。




ケガをした直後は、折れた骨が本来の位置からずれてしまって、関節部分がちょっと縮んだような形になっているそうです。そこで創外固定器を使って関節部分を伸ばし、正しい位置に固定します。先日、S先生がかかとをぐいっと引っ張ったのは、そのためです。

本来ならば、骨折した直後に皮膚を切開して骨を金属プレートなどで固定できれば良いのですが、患部が腫れていると、切開した傷がふさがらず、感染症を引き起こしてしまうのだそうです。そうなると命にかかわるため、まずは切開せずに創外固定という方法で骨を正しい位置に固定し、腫れが引くのを待ちます。腫れは今がピークで、1週間後には足の皮膚がシワシワになるほどしぼむのだそうです。

そして、5月30日(水)に本番の手術をします。皮膚を切開して折れた骨に金属プレートをあてがい、スクリューで固定します。複雑に折れている部分は、骨をジグソーパズルのように組み合わせて正しい位置に保持しておき、別の人がスクリューでネジ止めするという面倒な手術になるそうです。このため、全身麻酔で3時間ほど、前後の時間を入れると午後いっぱいかかると言われました。

術後、傷が治って松葉杖で歩けるようになるまで約1カ月かかるそうです。つまり、6月末には退院できる可能性があります。ただ、その際は左足に体重をかけることができず、普段は左足を心臓より上に上げておく必要があるそうで、通勤は事実上ムリだろうと言われました。7月中旬くらいになると、足を軽く地面に付けて歩けるようになるので、その時点で退院するという選択肢もあるそうです。

この他にもさまざまなリスクに関する説明があり、詳細はインフォームドコンセントの紙に書いてありますが、ここでは省略します。

その後、足の包帯を解いて金属の棒が刺さっている部分にイソジンを塗り、軽くガーゼで保護しました。この方が足がよく見えるので、腫れの状態を確認しやすくなるとのこと。腫れがひどいと水疱ができることがあるが、今回はできなかったので良かったと言われました。




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