バラの挿し木に使う6号プラ鉢が増えてきました。なんとかベランダに置きたいのですが、夏のベランダは灼熱地獄です。
特にFRP/石膏ボードの床が太陽光で熱せられ、素足だと火傷しそうなほど熱くなります。鉢を直接置くのは避け、プラ製ひな壇を噛ましていますが、それにしても高温です。
バラの夏越しでは、根(鉢)の部分をいかに高温から守るかが重要と聞きますので、農業用などに使われている「遮光ネット」を導入してみました。
ちなみに無風状態だと、このように垂れ下がっていますが、
風が吹くと、ブハーッと持ち上がります。当初、こうした風による破損を心配しましたが、テストしてみた結果、ほとんど問題なさそうなことが分かりました。遮光ネット自体が非常に軽く、しかも網状で風を適度に受け流してくれるためです。とはいえ、風がある日は取り外します。そのためにも、取り外し/取り付けしやすい構造が必要です。
今回はダイオ化成のラッセル遮光網(遮光率50%、黒、2m×4m)を使ってみました。Amazonだと2000円以上しますが、近所のホームセンターでは1000円で売っていました。こういう逆転現象って、たまにありますよね。
遮光率50%ですので、そこそこ光が通ります。遮光率75%のほうが一般的なのかもしれませんが、「趣味の園芸」でバラに使うなら50%がオススメと聞きましたので。(^^;
で、効果のほどはと言うと、遮光率50%でも、かなり涼しくなりました!普段は直射日光が当たって、ものすごく暑く、とても居られない雰囲気なのですが、遮光ネット越しなら、それほど苦にならない感じです。たぶん遮光率75%なら、もっと涼しいのでしょうね。その分、光は不足しますが…。
遮光ネットを買ってみて初めて分かったのは、長さ方向に縦糸が入っていること。つまり、長さ方向に力をかけてピンと張る必要があります。ラッセル織りの場合、幅方向に力をかけると網がにゅーんと伸びてしまいます。そこで、長さ2mの園芸支柱を遮光ネットの両端に結束バンドで固定し、園芸支柱を針金で固定することにしました。
悩んだのは固定場所です。一応、物干竿を固定するフレームがあるのですが、そこにはフック状の金具がたくさんついているので、網が引っかかってしまうのです。そこで、木材を使って、少し高めの位置に長さ4mの物干竿を固定し、この物干し竿の両端に、園芸支柱を取り付けました。これなら、遮光ネットが引っかからず、しかも光を当てたいときには簡単に取り外せます。
(遮光ネットを取り外すと、こんな感じです)
ということで、今のところ遮光ネットはかなり効果的だと感じています。あと、導入コストも遮光ネット1枚1000円、固定部材を含めても計2000円ほどと安く済みました。今後、長く使っていくと劣化などの問題が生じる可能性はありますが、これだけ安ければ買い換えればいいかなと。
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