仕事に向かう電車の中で背後から「プシュッ!」と大きな音がしました。炭酸飲料のペットボトルの蓋を開ける音です。電車内は混んでいたため、音の主をすぐに確認することはできませんでした。
電車が駅に着いて大勢が降り、自分は運良く座席に座ることができました。すると、目の前に2リットルのペットボトルを4本くらい持った若い大柄な男性が立っていました。どうやら音の主は彼のようです。
4本のペットボトルのうち、飲みかけのコーラとお茶の2本が床に置いてあり、残り2本はレジ袋に入ったままやはり床に置いてありました。ついでにリュックも床に置いてありましたので、混み合う電車の中で彼の占有する面積はそこそこ大きなものでした。周りの人も気を遣って彼とは距離をおいていたのでなおさらでした。
彼は飲みかけのコーラを飲んでは床に置き、また飲んでは床に置きました。結構なペースでした。私は彼の行動にどんな意味があるのか考えましたが、よく分かりませんでした。たぶん、激しくのどが渇いていたのでしょう。
もしや、レジ袋の方のペットボトルに猛毒か何かが入っていて、テロでも起こすのではないかとも想像しましたが、もちろんそんなことは起きませんでした。そのうちに目的の駅に着いたので、私は電車を降りました。なんとなく今日一日、この人のことが頭から離れませんでした。(^^;
◇ ◇ ◇
追記:
ネットでぐぐったところ、糖尿病や精神的な病気で水などを大量に飲んでしまう症状があるようです。この人はご病気だったのかもしれません。(´;ω;`)
(写真はイメージです。本文とは関係ありません)
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