私が小さい頃の話ですが、工場近くの空き地などに廃材の鋳型(シェル)がゴロゴロしていました。
鋳型とは、溶けた金属を流し込む型で、砂を焼き固めたようなものです。それがカレーの「ルウ」にソックリなのです(例えば、こんな見た目です)。
それを拾ってブロック塀などでこすって削ると、黄色い粉ができます。これがまた「カレー粉」にソックリなのです!
子供の時はたいてい腹が減っていて、この黄色い粉が本当に食べられたらいいのにな~とよく思いました。(^^;
たぶん、水と混ぜてカレーを作る遊びなどをしたのではないかと思いますが、私は単に削るだけでも楽しかったです。ちなみに、1980年(昭和55年)ごろの話です。
さて、このカレー粉遊びのことをネットで探してみたところ、「あれは何というものだったのか?」というページにたどり着きました。
はい、これです。完全にこの鋳型のことです。赤レンガでもなく、土でもなく、ましてや犬が落としたものでもなく、それは鋳型です。
鋳型はいろんな形があって、表面は黒っぽいのですが、中は黄色かったりします。なので、削っていくと、だんだん色が変わったりして、とても面白かったです。
私は勝手に、黒っぽい粉は質が悪くて、黄色いものほど質が良いと考えていました。懐かしい話です。(^^)
(写真は本文とは何の関係もありません。っていうか、こういう昔の記憶って写真が使えないのでつらいっすね・・・)
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