スイス・ローザンヌ出張(1)出発からホテルまで

2019年3月10日

旅行

t f B! P L


仕事でスイスのローザンヌやジュネーブ方面に出張してきましたので、メモを残しておきます。以下、メモ書きです。




◇     ◇     ◇


2019年3月3日(日)。出発の日だというのに、朝から雨が降っている。植物にとっては良い条件だ。

電車の座席に座ると、荷物が山盛りで他の乗客に迷惑がかかりそう。今回は足のケガが回復した分、前回のパリ出張よりは気楽である。

羽田空港国際線ターミナルに到着。今回は事前にオンラインチェックインを済ませておいたので、搭乗券はスマホに入っている。空港では直接セキュリティーチェックに向かった。


(今回乗ったのは12:45発のミュンヘン行きルフトハンザLH715便)


X線検査では足のチタンプレートは引っかからなかったのに、胸ポケットのフリスクが引っかかった。

出国審査は顔認証システムが導入され、無人だった。パスポートにスタンプが押されないので寂しいが、待ち時間はゼロ。ただし、システムの許可が出た後、ゲートがすぐに閉まるので少々急かされる。

搭乗が始まるまで少し仕事をした。どういうわけか、ノートPCが2回もダウンして先行きが不安になった。




飛行機に乗り込む時はスマホの搭乗券(2次元バーコード)を見せる。ほとんどの乗客は紙の搭乗券を使っていた。紙はパスポートに挟めるので便利である。

オンラインチェックインだとパスポートとスマホをセットで持ち歩くことになるので少々不便かもしれない。写真をとるには便利だが。

飛行機の座席は「30H」。隣はドイツ人?のきれいな女性だった。何やら神経質な雰囲気でこだわりが強いらしく、何重にも厚着をしてミノムシみたいになって寝ていた。また、水しか飲まず、ビーガン用?の特別機内食を食べていた。

機内の空調はとても寒かった。座席にあったブランケットを足にかけて過ごした。

座席スクリーンの右下にUSB接続部があり、ケータイを充電できたものの、機内のWiFiは有料である。64kbpsの低速接続が8ドル、400kbpsの500MBプランが20ドル、高速の1GBプランが34ドルもする。しかも500MBや1GBのデータ容量を超えると64kbpsになってしまう。これではまったく使えない。

ということで、映画を見た(以下、ネタバレを含みます)。

ヴェノム」。以前から見たいと思っていた。まあまあ面白かった。寄生獣のパクリかとも思ったが。

ザ・プレデター」。コメディータッチのコテコテB級映画。悪くない。

「MEG/ザ・モンスター」。もうサメ映画は見ちゃダメだ。くだらない。

「Instant Family」。面白そうだったが、日本語の音声がなぜかスペイン語か何かになっていて見られなかった。

ボヘミアン・ラプソディ」。これは素晴らしかった!この飛行機の中で間違いなく最高の作品だったと思う。クイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリー役の人が小柄で痩せてて若干違和感はあったが。フレディってインド系だったのね。家族はゾロアスター教徒のパールシーで、ザンジバルで迫害を受けイギリスに避難した。今と違って70年代や80年代にゲイだったら、差別や偏見はひどかったに違いない。ギターのブライアン・メイ役の人は、ガチで本人か?と思うほど似ていて、いい味を出してた。人間はやはり最終的には正しいことをするのが一番だな~とあらためて思った。

スーサイド・スクワッド」。これも前から見たいと思っていた。スーパーマンやバットマンに詳しい人ならさらに楽しめたのだろうが、素人の自分にも十分面白かった。ブチ切れているハーレイ・クイン役の人(マーゴット・ロビー)や、魔女役の人(カーラ・デルヴィーニュ)がとにかく美人。魔女役の人は若い頃のクリスティーナ・リッチにそっくり。カタナという名前の日本人(福原かれん)が笑えた。

途中、トイレでうがいをしたりした。うがい薬を持ってきて正解だった。


(羽田からミュンヘンへ)



(垂直尾翼からのカメラ映像。ミサイルっぽい)


◇     ◇     ◇


ミュンヘン国際空港に到着。入国審査は何も聞かれなかった。チェックが緩いのか、どうせ日本人は話しても通じないから無視してるのか。

案内画面でジュネーブ空港への乗継便の場所を調べる。「G09」だ。




G09に向かう途中にゲートがあり、係官が「ドイツ語か英語か」と聞くので「英語」を選択。「どこから来た?」⇒「日本」。「どこへ行く?」⇒「ジュネーブ」。「ジェネバか?スウィッツァランドか?」⇒「そう」。「目的は?」⇒「サイトシーイング(嘘)」。「行け」。なるほど、ここで聞かれるわけだ。

次はセキュリティーチェック。ここも結構並ぶ。飲み物は没収されるので、みんなグビグビ飲んでいる。

身ぐるみはがされ、X線検査で腰のあたりに異常が見つかった。ズボンに突っ込んだシャツがダマになっていたらしい。こんなものまで引っかかるとは、ずいぶん高性能だなと思った。

カバンを調べていた係官が「これはお前のカバンか?開けろ」という。小さなリトマス試験紙みたいなのをカバンに擦り付けて分析器に投入。問題ないことが確認された。さすがドイツ。フランスと違ってまじめに検査してやがると思った。

空港内は広い。USBによる充電と無料のWiFi接続が使える。ただ、意外と時間に余裕がなく、すぐに搭乗が始まった。

階段を降りるとバスが停まっていて、かなり遠くの小型飛行機に連れて行かれた。こんな小さな飛行機で本当に大丈夫なのかと不安になった。




席は「21F」。座ったら結構暑く、空調が顔に当たるようにした。

それにしても乗り継ぎに余裕がないことがよくわかった。寄り道してたらアウトだった。

飛行時間はたった50分。騒音が結構大きい。途中、ウトウトしてたらパンみたいのを食べそこねてしまった。


◇     ◇     ◇


ジュネーブ国際空港に到着。小さな飛行機を降りる時のタラップがものすごく急で、大きな荷物を抱えて降りるのは怖かった。




空港の出口を左に曲がってひたすら歩き、スイス鉄道(SBB)のジュネーブ空港駅へ。




電光掲示板を見て適当な電車に乗った。どれに乗ってもいいような雰囲気だった。




SBBは改札がない。これは画期的だ。SBBのスマホアプリで事前にチケットを買っておいたので、自販機に並ぶ必要もなかった。




車両は2階建て。まあまあ広いし、走行音がものすごく静か。けど、まあまあ揺れた。夜だったので、外の景色は何も見えなかった。






一応、車内アナウンスがあり、フランス語⇒ドイツ語⇒英語の順で言ってくれる。次がジュネーブ、その次はニヨン、モルジュ、ローザンヌの順に停車することが分かった。

ジュネーブ駅では乗客が結構乗ってきた。停車時間も長い。中学生か高校生くらいの子が軍服を着て歩いている。ちょっとビックリだった。

ジュネーブからローザンヌまでは思ったよりも遠かった。東京から茅ヶ崎に行くくらいの距離だろうか。

ニヨンとモルジュの間で検札のおばさんとおじさんが挟み撃ちのようにやってきた。意外と厳密だ。

SBBアプリの2次元バーコードを表示し、ハーフフェアカードの印刷した紙を添えて渡した。「メルシー」という返事が返ってきてホッと一息。


◇     ◇     ◇


ローザンヌ駅に到着。なんていうか、オンボロな雰囲気。駅の北側はタクシーが並んでいる。タクシーはほとんどトヨタのプリウスだ。

一方、駅の南側は真っ暗で壁に落書きが描かれており、ちょっと怖い雰囲気。通行人もほとんどいない。やばいところに来てしまったと感じた。




ホテル「アラガー」は駅のすぐ近くだった。チェックインを済ませ、市税(シティータックス)を支払った。




カギが古めかしい。




部屋は広いが、電気が暗い。これは生活できない暗さだぞと思っていたら、徐々に明るくなってきた。ここの照明器具は明るくなるのに30秒ほど時間がかかるようだ。






スイッチ類が特殊な形状でとまどった。




トイレの流すボタンも見たことのないデザインだった。




便座が真円に近い。人間工学を完全に無視している。




風呂桶は案の定なかった。




水道の蛇口がマジでわけわからん形状だった。説明がなかったら、水を出せなかっただろう。




洗面台に水を張ろうと栓をしたら抜けなくなった。これはもうどうすることもできず、放置することにした。

腹が減ったのでなにか食べられるところはないかとホテルの周辺を探したが、なにもない。ローザンヌ駅の北側に行くと、マックがあった。マックはタッチパネルの画面で注文と支払いを済ませ、番号で呼び出されるのを待つだけなので、簡単。ただ、高い。


(これで12スイスフラン=1300円くらいする)


今日はもう移動で疲れた。会社に到着の報告を済ませてシャワーを浴び、ついでに下着をお湯で洗って部屋に干し、寝た。


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