不幸な夢の話

2021年2月1日

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また夢の話を書いてみたいと思います(前回の夢の話はこちら)。今回は不運というか不幸というか、やや暗い内容となっておりますが、夢ですのでご容赦ください…。

昨日、会社のノートPCが起動しなくなった。いろいろ試したが、ストレージが暗号化されていて「回復キー」なる48桁の数字が必要らしい。やばい、そんなの知らん…。たぶん会社の管理部門に聞くしかない。モヤモヤした気持ちで寝たら、変な夢を見た。※ここまでは現実の話。

※ここから先は夢の話です。現実とは何の関係もありません。

合格したはずが落ちる話

夢の中で自分は学生だった。といっても、学部⇒大学院と進んで就職できずに別の大学を受験したのだ。いつまでも学生でいることが後ろめたい。

少し前に合格したようだった。というのは「お前は合格だから○月○日までに英語で4ページの創作物語を提出しろ」と言われていたのだ。なぜか文学部を受験したらしい。確か新潟の大学だったような気がする。

ところが今ごろになって「締め切りを過ぎても提出物が届かないから、お前は不合格だ」と言われた。びっくりした。きっと事務手続きに不備があって届かなかったに違いない。そこで事務手続きを担当する会社みたいなところに電話した。

ケータイが普及する前の時代で、公衆電話である。10円をがちゃがちゃ入れて、途中で混入した1円玉や5円玉が出てきたりした。電話番号も調べないと分からない。後ろには順番待ちの人々がイライラしながら見ている。

焦って十円玉が落ちた。隙間に手を伸ばしたら、他にも落ちた十円玉がたくさん溜まっていて、お宝みたいになっていた。お宝を取り出して喜んでいたら、順番待ちの人々が厳しい視線でにらむので、それをそっと別の場所に置いた。

さて、苦労して電話をかけると、受付の人間がお役所仕事で定型文句しか言わない。そしてすぐに電話を切る。だから、再び10円玉と格闘する。何度かかけていたら、迷惑電話と認識されたようで、かからなくなった。あきらめて、並んでいる人に公衆電話を譲ったら、軽く文句を言われた。

うなだれて自分の将来を考えた。就職先はないし、この前友達と「合格おめでとうパーティー」をやったばかりだし、困ったなと思った。それで柏崎の友人の家に行って、わーっと泣きついて顛末を話した。ちょうど、そこに別の友人やその妹さんなども来ていて、みっともないところを見せてしまって後悔した。

解決策のないまま、工業団地の空き地を歩く。野良猫の親子がいた。なでなでして癒されたいと思ったが、どうせ嫌がられるだろうからスルーした。ここまで来て「あれ、大学に直接電話すればいいのでは?」と気づいた。それで電話してみると、16時30分で受付業務が終了していた。今は18時30分である。教授の直電を知らないからどうにもできない。

よく考えたら、英語の創作物語なんて書いた覚えがなかった。だいたい自分の英語力で創作物語なんて書けるわけがない。とすると、事務手続きの問題ではなく、そもそも自分が提出していなかったのかもしれないと思った。これで絶望的な気持ちになった。でもまあ、今の大学を卒業できなければ、合格は帳消しになるんだから、それと同じようなものだと思った。

これからどうやって生きていこうか考えた。父親のコネを使ってどこかの鉄工所に就職し、近所の女の子と結婚して、ここで暮らすのも悪くないなと思ったところで目が覚めた。

保険金目当てで自殺する話

夢の中で自分は建設現場の足場の下で何やら仕事をしていた。こちらの作業場はしっかりしているが、隣はずさんで、途中で足場のパイプが落ちてきたりしている。だから常に頭の上を気にしながら作業しなくてはならない。

次は道路工事の現場かなにかで、ゴミなどを片付けている。同僚の仲間たちはゾンビのようにフラフラ歩いてゴミの上で倒れたり、捨てられた洗濯機の中に入り込んだりしていて、もうめちゃくちゃだった。

自分はゴミとゾンビを一緒に重ねて火をつけて燃やすことにした。しかも燃やす場所は自宅の2階である。ここで燃やせば、自分も一緒に燃えて死ぬだろう。家族は今いないから、保険金が降りて幸せに暮らせるに違いない、などと考えた。

ところが、火の勢いが弱くて全然燃えないので、車庫に燃料を探しに行った。車庫は2つあり、一方の車庫は空っぽ、もう一方には大型トラックが入っていた。トラックの近くに軽油の容器があり、それを持って2階に戻った。軽油を加えたら、火は少し勢いを増した。近くに燃えかかった財布があったので、それを拾って家族に届け、早く逃げるように言った。

自分はこのまま焼け死んで、家も焼けて、それで保険金が下りれば、家族は再出発できるはずだ。でも、果たしてこんなことで本当に保険金が下りるだろうかと思ったところで目が覚めた。

言いたいことが伝わらない話

それはたまたま目の前にあったニンジンやリンゴのようなものだった。少年は何気なくそれを紙に描いて、絵の楽しさを知った。その少年はのちに宮崎駿監督と呼ばれる人になった。

駿少年が暮らしていた家は、彼の映画の中にも登場する。クラリスがロープにつかまって、風のように空を飛ぶ美しいシーンだ。クラリスは本当はとても強く美しい女性なのだ。

私はそのことを知って痛く感激し、周囲にそのことを話したが、まったく伝わらない。どんなにがんばっても、うまく言葉で説明できなかった。

そうこうしているうちに、自分は両親に愛されずに育ったことに気づいた。絶望的な気持ちになり、両親を空のペットボトルでペコペコ叩いて訴えたが、まったく伝わらなかった。

夢の中で悲鳴をあげようとしたが、口から細い息のようなものしか出てこない。愛されずに育った人間はこうなるんだ、などと考えた。

自分の家がなく、職もなく、外の寒い空気の中で、病気を抱えながら寝ていたら、どんなに辛いだろうかと想像した。そこで目が覚めた。


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