ドイツ出張(6)ベルリンの壁

2019年7月7日

旅行

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運転手のご厚意でベルリンの壁を見ることができた。ここは「テロのトポグラフィー」という場所。かつてナチスの秘密警察(ゲシュタポ)や親衛隊(SS)などの本部があり、恐怖政治の中枢だった。当時ここへ出頭することは「死」を意味していたという。




ベルリンの壁が200mほど残っている。




足元には、壁の跡が。




「テロのトポグラフィー」では、壁に沿ってナチス恐怖政治の歴史がパネル展示され、ドイツ語と英語の解説が付いている。右手に見えるのは展示館。すべて無料で見られる。










青い地図の左側が西ベルリン、右側が東ベルリン。








続いて、東西分断時代の国境検問所「チェックポイント・チャーリー」を見に行った。チャーリーとは「A:アルファ、B:ブラボー、C:チャーリー」の「C」を意味する。つまり、「国境検問所C」ということ。1961年10月、この検問所を挟んでアメリカ軍とソ連軍の戦車が対峙し、一歩間違えば第三次世界大戦が勃発する危機的状況に陥った。




幸いにして武力衝突は回避された。現在はアメリカ兵の格好をした観光用の役者が立っていて、お金を払うと記念写真が撮れるのだそうだ。




これは旧東ドイツの国民車「トラバント」。「トラビ」の愛称で知られる。以前は、東ドイツではこのクルマばかり走っていたそうだ。壁崩壊以降、西ドイツのフォルクスワーゲンなどと比較した人は強烈なカルチャーショックを受けたという。




ユダヤ人犠牲者記念館(ホロコースト記念碑)。地下にはホロコーストの資料室があるらしい。




ベルリンの壁を越え、西側に逃げようとして射殺された人々を悼む十字架。今回一緒だった人は壁崩壊以前にベルリンに来たことがあり、壁には亡くなった人々の十字架があったと言っていた。




さて、ベルリン観光も終わり、テーゲル空港へ。途中、運転手は刑務所を見せてくれた。




別の刑務所。最後にこんなに刑務所を見ることになるとは思わなかった。




テーゲル空港に到着。




帰りはあっという間だった。




最後に感想。英語ができず、ただ話を聞くだけのデクノボウだったが、それでも行く価値は大いにあった。自分の知らないこと、見たことのないものがたくさんあった。自分にとって間違いなくプラスになった。ドイツがどういう国なのか、こんな短期間ではまだよく分からない。少なくとも、歴史の重さはずっしりと感じた。




おまけ:動画集

ベルリン市街。


ベルリン大聖堂。


エールフランスの安全説明。個人的に大好き。(^^;



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