16時。仕事が終わり、ベルリン・テーゲル空港に向かう。他の人たちはベルリン市内で一泊したり、電車で別の場所に行ったりするらしい。ベルリンに泊まる人たちと一緒のクルマに乗った。運転手は行きと同じ人だった。
この運転手は見た目はイカついが、とても親切でベルリンの名所をクルマで回ってくれた。ベルリンのことを少しでも知ってほしいと思っているようだった。飛行機に乗るまでのわずかな時間で驚くほど多くの名所を見て回ることができた。
例えば、これは戦勝記念塔「ジーゲスゾイレ」。てっぺんに勝利の女神ヴィクトリアが立っている。対デンマーク戦争や対オーストリア戦争、対フランス戦争の勝利を記念して建てられたという。戦争多いな。
ドイツの大統領官邸。ドイツでは大統領は名目上のトップで、政治的な権力はない。実権を握るのはメルケル首相である。
ベルリン中央駅。ここから帰る人もいた。
前方のホテルは、マイケルジャクソンが子供を窓からぶら下げた有名な場所なのだとか。
統一ドイツの象徴、ブランデンブルク門。東西分裂時代には門の近くに壁があって行き来ができなかったらしい。今は自由に通れる。ブランデンブルクは地名で、ベルリンを取り囲む州がブランデンブルク州。州都はポツダム。ベルリンはブランデンブルク州の中にあるが、ドイツの首都なので独立した州となっている。
門の上には、4頭立ての馬車に乗った勝利の女神がいる。手に持っているのは、鉄十字。
古い写真も展示されていた。
テレビ塔。高さは368m。展望レストランはぐるっと回転するらしい。
ベルリン・フンボルト大学。
ベルリン王宮。その先に見える赤い建物が赤の市庁舎。
前方、入り口に警官が立っている黄色い家が、メルケル首相の自宅なのだとか。
ベルリン大聖堂。7ユーロ払ってみんなで入ってみた。教会の中は美しく、展望台からの眺めも素晴らしかった。
階段は全部で270段あるらしい。残り132段。しかも、ここからキツくなる。
展望台からの眺め。
すぐ下をシュプレー川が流れている。
階段を降りると、
棺がたくさんあった。王家の墓所なのだとか。
すぐ隣にある旧博物館。
ヒトラー暗殺計画を描いたトムクルーズ主演の映画「ワルキューレ」で使われた場所とのことだったが、映画を見たことがなく、まったく分からなかった・・・。
そろそろ時間だし、空港に行ってくれるのかなと思ったら、「まだ壁を見てないぞ」と運転手。ベルリンの壁を見に行った。(つづく)
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