ドイツ出張(3)ドレスデンを歩く

2019年7月7日

宗教 旅行

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ホテルから歩いて数分。「ツヴィンガー宮殿」に到着した。ザクセン王のフリードリヒ・アウグスト1世(1670~1733年)の時代に建てられた宮殿らしい。「地球の歩き方」によると、この王様はライオンのミルクを飲んで育ったため、たいへんな力持ちだったそうで、女性にモテモテで子供が360人もいたのだとか。




宮殿の中には絵画の美術館や、「マイセン焼き」で有名な陶磁器の美術館、数学物理学博物館などがある。




隣の「レジデンツ宮殿」。Googleマップでは「ドレスデン城」と表示された。ここはザクセン王の居城で、財宝などが展示されているらしい。トイレがあって便利だった。




レジデンツ宮殿の門館に通ずるシュロス通り。前方、トンネルのある建物が門館。門に入って右側に欧州最古の武芸競技場「シュタルホーフ」がある。




そのためか、門には怖そうな彫刻がたくさんあった。




これは何をしているのだろう???




シュタルホーフの内壁。シカやヤギの頭がズラリ。




門を抜けたところ。左右の像が恐ろしげ。




シュタルホーフの外壁に「君主の行列」という壁画がある。大変有名らしいが、意外と地味で目立たない。マイセン焼きのタイルに、歴代のザクセン王や芸術家がずらりと描かれている。




この人物がライオンのミルクで育ったというアウグスト1世。壁画には「アウグストII」と描かれていた。どういうこと?




レジデンツ宮殿の門館を出ると、「三位一体大聖堂」があった。ザクセン州最大の教会で、屋根の上に78体もの聖人の石像がある。




教会は入り口が分かりにくい。今回もぐるっと一周してしまった。お馬さんの鼻の先、人が被っている部分が入り口だった。




中は美しかった。














ガイドツアーでのみ見られる地下の安置室には、アウグスト強王の心臓が安置されているらしい。そして、その近くを美女が通ると、心臓が鼓動すると伝えられているそうだ。


◇     ◇     ◇


こちらはフラウエン教会(聖母教会)。1945年2月のドレスデン爆撃で崩壊し、その後の再建では破片を正しく組み合わせるため、3次元CAD(computer-aided design)を使った。「世界最大のジグソーパズル」とも呼ばれたらしい。




内部は撮影禁止。ところが、みんな写真を撮っていたので、自分も撮ってしまった。








◇     ◇     ◇


16時にホテルに戻り、仕事。終了後、エルベ川のほとりのレストランでディナー。




白ビール。白く濁っていて、クリーミー。すっきりとした味で飲みやすかった。




前菜のサラダ。




メインディッシュは「ザクセン風ザウアーブラーテン」。ドイツの郷土料理なのだろう。かなり衝撃的な味だった。牛肉が日本の漬物と同等か、それ以上に塩辛いのだ。ドイツは緯度が高く、味付けが塩辛いらしい。そして、ポテトは小麦粉と一緒に練って茹でた餅みたいなもの。これが嫌だという人もいたが、私にとってはこのポテトのみが塩辛さを薄めてくれるありがたい存在だった。




そして、デザートにはさらに驚かされた。どう見てもさつま揚げかコロッケである(笑)。「ザクセン風パンケーキ」というらしい。かなりお腹いっぱいになった。




なんと、21時でこの明るさである!ドイツなどの北欧諸国は緯度が高く、夏はほとんど白夜みたいになるらしい。これは時間感覚がおかしくなりそうだ。




観光したレジデンツ宮殿や三位一体大聖堂が見える。




ドイツは先週、熱波で大変な蒸し暑さだったらしい。地球温暖化の影響が出ているのだろうか。幸い、出張中は湿度が低く涼しかった。夜は寒いくらいだった。


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