ドイツ出張(1)飛行機の中

2019年7月6日

旅行

t f B! P L


仕事でドイツに出張してきましたので、メモを残しておきます。以下、メモ書きです。




◇     ◇     ◇


2019年7月1日。20時過ぎに自宅を出発。霧雨でジットリしている。湿度100%という感じだ。今回はいつものダッフルバッグをやめて、40Lのバックパックを選択。これが実に快適だった。

21時30分に空港のセキュリティーチェックを通過。148番ゲートで搭乗を待つ。途中、アナウンスで呼び出されてパスポートのチェックがあった。なぜだろう?

「夏への扉」というSF小説を読んだ。名作と言われるだけあって、まあまあ面白かった。ただ、生活の隅々まで賭けや儲けの概念が染み付いている感じがして、自分の感覚とは合わないと思った。作品が古いからだろうか。違和感がある。

さて、今回はエールフランスで羽田(HND)からパリ(CDG)に行き、そこからベルリン・テーゲル(TXL)行きに乗り継ぐ。CDGでは朝4時くらいに空港にほっぽり出されるのだそうだ。

機体はまあまあ新しい。タッチスクリーンの感度も良い。ただ、どういうわけかUSB給電が作動しなかった。接続ポートが壊れていたのだろうか。たぶん逆向きに無理やり入れる人が多いのだろう。早くタイプCが普及してほしい。


(夜間のフライトである)



(もちろん、エコノミー)



(機内食はおいしい)



(CDG到着直前の様子)


◇     ◇     ◇


今回見た映画は「アリータ:バトル・エンジェル(Alita: Battle Angel)」である(以下、ネタバレあり)。

これは「銃夢(がんむ)」という日本のサイバーパンクマンガをハリウッドが実写化したものだ。ジェームズ・キャメロンが制作に関わっている。残念ながら、原作は読んだことがない。非常に面白いと聞いていたので、期待して見た。

「攻殻機動隊」のような全身義体、かつ脳だけ生身の女の子「アリータ」が主人公。びっくりするほど目が大きい。何かのアプリで加工したのか?と思うレベルである。他の登場人物はみんな普通の顔なので、アリータの目が異様に目立つ。

まあサイボーグだから目が大きいのかな~などと前向きに考えた。慣れると可愛らしいし、戦闘時には大きな目がとてもカッコよく見える。たぶん、原作マンガに近づけたのだろう。

戦闘シーンはド派手でめっちゃカッコいい。それはいいのだが、いろいろと違和感もあった。繊細で優しい子なのかと思いきや、急にチンピラ風になったり、急に恋愛に目覚めたり・・・。なんで?という感じだった。

ただ、こうした違和感はその後原作を読んだり、英語版を見たりしたら、ほぼ解消した。日本語吹き替え版に問題があるのかな?




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乱気流で機体が左右にガタガタ揺れる。深夜2時を過ぎ、欧州でも夜19時を過ぎたので寝ることにした。通路側だと体を少し斜めにできるので楽である。その分、通行人にぶつかってしまうことも多いが。途中、お客さんの中に急病人が出て医療関係者に協力を要請するアナウンスがあった。

寝ようと思ったが、どうも足がピクピクして寝られない。おまけに揺れが激しく、軽い船酔いのような感じもする。そこで席を立ち、客室乗務員のいる辺りで体を動かすことにした。ほかの人たちも同じように運動している。床に座ってストレッチしている女性もいた。ほとんど海外の人だ。日本人は恥ずかしがってやらないのだろうか。

この便は夜間に移動するため、がんばって寝なくてはならない。座席に戻って目を閉じ、何とか寝ようとしたが、そんなに熟睡できるものではなかった。短い睡眠を繰り返した。朝9時くらいに再び体を動かした。こうして適度に体を動かして水分を取ると、ずいぶん体が楽になる。欧州で深夜2時だから、まだ寝たほうがいい。


◇     ◇     ◇


次に見た映画は「万引き家族」である(以下、ネタバレあり)。これは大変良かった。豊かなはずの現代の日本で、さまざまな事情から貧困にあえぐ人々の姿を描いている。

児童虐待や育児放棄を繰り返す親が悪いのに、子供を保護した主人公家族が罰せられてしまう。理不尽である。子供を元の親に返しても、その子が本当に幸せになれるかどうか分からない。

今回の出張の直前に、カミさんと一緒に近所の住人を訪ねた。指定された住所に行っても場所が分からないような家が結構たくさんあった。人がやっと通れるくらいの狭い路地の、そのまた奥に家があって、玄関がどこなのか分からない。光は当たらず、災害時に逃げるのも難しそうである。それでも暮らしている人々がたくさんいる。いろいろと考えさせられた。




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2019年7月2日(火)。朝4時30分くらいにCDGに到着し、乗り継ぎ便をチェック。ターミナル「2F」のゲート「F54」に向かう。




2Fの案内に沿って歩いたら「戻れ」という看板。先に入国審査を受け、出口を出てから2Fに行くらしい。入国審査は例によって何も聞かれなかった。2Fターミナルで手荷物検査。水を飲み干してペットボトルだけ持った。

F54ゲート付近で関係者と合流。ベルリン・テーゲル空港(TXL)行きの飛行機は小型機である。タッチパネルはない。眠くなり少し寝たりした。朝8時ごろに朝食(大きなクロワッサン)が出た。あっという間にTXLに到着。出口で関係者と合流した。


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