こちらはハラビロカマキリのメスです。体長は約5cmとそこそこ大きいのですが、まだ翅が生えていない幼虫です。
腹がでかい。
一方、こちらはハラビロカマキリのオスです。体長は約4cm。こちらも幼虫です。
岡田正哉著「昆虫ハンター カマキリのすべて」を参考に、メスの腹端部(背面側)を観察してみました。写真うまく撮れなかったのですけど、たぶん尾毛(びもう)または尾角(びかく)の間に見えているのが産卵器上弁で、その下に産卵器下弁が隠れているのだと思います。
一方、オスの方は尾毛(尾角)の間に見えているのが、擽器(くすぐりき)なのか、擬陰茎(ぎいんけい)なのか、下陰茎板突起(かいんけいばんとっき)なのか、よくわかりませんでした。(^^; その下にあるのが尾突起(びとっき)かと思います。
ハラビロカマキリは樹上性のため、林縁部でよく見られるそうです。今回の子たちもそんな場所で見つけました。
普段は葉っぱの裏などに隠れているため、見ただけではなかなか分かりません。
そこで、居そうだなと思ったら、枝ごと(葉っぱごと)虫取り網で下からすくって揺らすと、網の中にポトッと落ちます。
すくい採り(スイーピング)と呼ぶ方法で、上記の本の中でも紹介されていました。今回、メスはこの方法でゲットしました。
一方、オスは葉っぱの上で堂々と威嚇のポーズをとっていましたので、簡単に見つけられました。(^^)
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