パリの風景(2)仕事の合間のいろいろ

2018年10月7日

旅行

t f B! P L


2018年10月1日(月)。朝7時はまだ暗い。

フランスの時差は-7時間である。アメリカ西海岸(-16時間)などに比べて、体力的にはずっと楽だ。

ホテルの地下1階で朝食をとった。最初は勝手がわからずボーッとしていたが、他の人の動きを見て真似をした。

席にはコーヒーカップが主役のようにでんと置いてある。カフェオレを選んだ。

ゴリゴリの硬いパンをナイフでカットして好きなだけ食べられる。

ウインナーは皮がめっちゃ硬い。ヨーグルトが美味しかった。

さて、仕事の帰り道で思ったのは、フランスのクルマはやけに汚いということだ。

洗車してピカピカなクルマは、あまり見かけない。みんな薄汚れていて、どこかヘコんでいる。

バイクも汚い。割れたカウル部分はガムテープで固定してあった。

そういえば、道も汚い。そこら中にゴミが落ちているし、デコボコだ。足をくじかないように注意した。

パリは綺麗でオシャレなイメージがあったが、とんでもない。

ただ、人々は親切そうだった。

人々が交わすフランス語は、意味はわからないが、耳には心地よかった。


◇     ◇     ◇


2018年10月2日(火)。朝6時に起きた。外は真っ暗である。

ホテルの朝飯はまだやっていないので、昨日スーパーで買ったパンで済ませた。

昼食もそのパンである。あとは水だ。こんな無茶は長く続けてたらやばい。

外は思いのほか寒く、上着がなかったらアウトだった。

さて一番困ったのが足のケガである。

普通に歩くだけでも痛いのに、重い荷物を背負って長い距離を歩くのはなかなか大変だった。

足も痛くなったが、腰がギックリ腰っぽくなってしまった。何かを拾おうとすると、腰がギクッと痛む。

そんな調子でヨタヨタしていると、今度はわずかな段差で足をくじきそうになった。

これは恐怖である。もしここで足をくじいたら、ジエンドだ。

もう明日からは荷物を徹底的に軽くしようと決意した。

さて、疲れ切ってホテルに戻り、ゆっくり休みたいのに残った仕事をしなくてはならない。

仕事を片付け、シャワーを浴びて、ついでにお湯で下着や靴下を洗濯した。

もう、めんどくさいので洗剤は使わないことにした。お湯だけで十分である。


◇     ◇     ◇


2018年10月3日(水)。昨日は疲れすぎたようで、今朝は謎の頭痛に陥った。頭痛薬を飲んだら治った。

外はごく少量の雨が降っていて、傘をさして歩いた。

フランスの時差は自分に合っているようで、朝は規則正しく便通がある。

100円ショップで買った携帯型ウォシュレットはホテルで大活躍した。

さて仕事の帰りに、フランス大統領のエマニュエル・マクロン氏を見かけた。

広大なエリアが立入禁止になっており、警備の人間がごちゃごちゃいた。

せっかくなので、マクロン氏を撮ろうと頑張ったが、珍しい野鳥を撮っているようなもので、望遠レンズがないと話にならない。

しかし多くの人々は無謀にもスマホで撮っている。

自分が望遠でマクロン氏の顔写真を撮ると、周りの人が「おい、その写真くれよ!」とか言っていた。


(中央の人物がマクロン大統領)


◇     ◇     ◇


2018年10月4日(木)。なんと昨日の夜、ちょっと休むつもりでベッドで横になったら、そのまま朝7時まで寝てしまった。大変良く寝て、すっかり元気になった。

地下1階で朝食。朝食は誰でもタダ飯が食えそうな雰囲気だが、一応スタッフがルームナンバーを確認してくることがわかった。

ホテルのエレベーターは動くときに変な音がする。まるでストローで何かをすすっているような音だ。

階の表記も面白い。フランスでは日本の地下1階が「-1階」、日本の1階が「0階」、日本の2階が「1階」である。実に数学的というか、なんというか。

自分は4階の部屋だから、実際には日本の5階ということになる。

窓からの眺めはまるでヒッチコック監督の「裏窓」である。いろいろと丸見えだ。




​さて、途中でスーパーに買い出しに出かけたが、ここでの生活にもすっかり慣れて、このまま住んでもいいかもと思った。

店員がいるレジは遅いので、セルフレジに行く。バーコードの読み取りも上達した。

カードはエラーが出やすいので、現金で払い、エコバッグに入れて持ち帰る。


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