オオカマキリの恋

2021年11月13日

昆虫

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飼っているオオカマキリが最初に交尾したのは10月下旬でした。その後も同じペアで何度か交尾を繰り返しています。今日はその様子を撮影してみました。

◇     ◇     ◇

普段は別々のケージで飼っていますが、プラケース越しにじっと見つめ合っていることが多く、なんだか申し訳ないような気持ちになって、たまに一緒にさせてあげます。↓上がオス、下がメスです。メスはちょっと小柄で、弱々しい感じの子です。そして、どうもこのメスは、オスに恋心を抱いているように見えるのです。本当に(笑)。

いつもはオスがメスの背中に飛びつきますが、この時は何を間違ったのか、上下逆さまになってしまいました。このままでは、どちらかが食べられてしまうのではないかと心配しました。

しばらくすると、正しい態勢に戻りました。ただ、お尻を見ると、まだ交尾していません。

ようやく、オスがお尻をぐいっと曲げて交尾を始めました。

オスのお腹が「J」の形に曲がっています。以前は、交尾する前から、オスがお尻を左右にぐいぐいと曲げて、メスにアピールしていましたが、最近はもう寒くなってきたので、元気がないのかもしれません。

それでも、交尾は約6時間にわたって続きました。

途中、オスはお尻を抜き、しばらく休んでから再びお尻を差し込んだりしていました。メスの方はもう、すっかりおとなしくなって、じっとしていました。

最後にオスがお尻を抜くと、メスのお尻には白いゼリー状の精包(せいほう)が残されました。この精包、メスがケージに戻ると、自然に落ちたり、壁にくっついたりします。果たして、それでちゃんと受精できているのか、ちょっと心配になります。それで、つい何度も交尾させているのですが、3~4回は交尾したので、多分大丈夫かなと思っています。

交尾が終わっても、メスがじっとしているので、オスはのんきに触覚をなめたりしていました。

その後、メスはゆっくりオスの方を振り向き、オスの脚を鎌で軽く挟みました。オスは食べられると思ったのか、翅を広げてバタバタと逃げました。メスは、オスまで20cmの距離まで近づくと、そこで止まって、じっとオスを見つめています。もう1時間くらい見つめています。オスのことがよほど好きなのか、それともオスを食べたいと思っているのか…。ちょっと分かりませんが、たぶんオスを好きなのだと思います。


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