川あるきの日(鹿浜橋左岸)、ゴマダラチョウの幼虫を発見

2017年4月16日

荒川ビジターセンター 昆虫 自然観察 生きもの 川あるきの日

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荒川ビジターセンターの自然観察会「川あるきの日」。今回は鹿浜橋左岸から江北橋に向かって歩きました。なんと、ゴマダラチョウ(アカボシゴマダラ)の幼虫をスタッフさんが見つけてくれました。オオムラサキに似たかわいい顔をしています。(^^)




背中の斑点から、おそらく外来種のアカボシゴマダラかと。森に広がってしまうとオオムラサキなどと競合してしまうのだとか。




食草はエノキ。落ち葉の下で越冬し、春にエノキの樹に登ってくるらしい。葉っぱが丸坊主になっていたので、たぶん幼虫がいるだろうとスタッフさんが探ったところ、たくさんいました。ちなみにエノキの葉は左右非対称で上半分のみに鋸歯があるのが特徴なのだとか。




エノキの新葉にソックリで、かなり近づいても幼虫と気づきませんでした。




鹿浜橋左岸は農業公園もあり、五色桜の名所です。綺麗でした。




こちらの桜は一葉。雌しべが葉化していることが多いために「一葉」と呼ばれるのだとか。でも、葉化していない雌しべもたくさんありました。




こちらは普賢象。葉化した2本の雌しべが象の鼻に見えるというのだけど、これは3本もありました!こういう場合は象の鼻と2本の牙というのだろうか。






さて、今回のテーマは春の草花観察ということで、マクロレンズでいろいろと撮影。こちらはノミノツヅリ。よく見ると葉や茎に毛が生えている。




オランダミミナグサ。マクロ撮影すると、いつも肉眼で見ている雰囲気と違う。毛深いからゴミも付いていますね。




ノヂシャ。




マツバウンラン。




ツクシ。




スズメノヤリ。クモの巣が張っているのかと思ったら、葉っぱの毛でした。




キランソウ。別名はジゴクノカマノフタ。なんでそんな名前なの?と聞いたら、このように中心から放射状に広がって地面を覆うことから、そう呼ばれるらしい。




山吹。この花が終わると暑い夏が来るそうです。でも、今日はすでに夏のような暑さでした。(^^;




ここからは生きもの編。モンキチョウ。




ナナホシテントウ。




メスアカケバエのペア。この時期は本当にたくさんいますね。




ベニシジミ。




ということで、今回はアカボシゴマダラの幼虫と、一葉や普賢象の由来などが個人的に面白かったかな。また次回が楽しみです。(^^)


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都市農業公園の花ボランティアに参加しています。自然や生きものが好き。

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